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コンプライアンス研修

00.JPG ある企業のコンプライアンス部門を担当するようになり10年近くが経ちました。弁護士なら当然わかるというものでもないので、自分なりに学び、考えて取り組んでいるのですが、なかなか「コンプライアンスとは何でしょう?」「法令遵守です」「残念ですが・・・」というやり取りから抜け出すことができずにいます。

 カタカナ文字の言葉は、何となくわかったような気になりますが、具体的に自分の言葉に置き換えて説明しようとすると難しく、またコンプライアンスというと抽象的なところがあって、結局は、会社の「格」とか「質」の話にもなってしまうので、より社員にはイメージがしづらいのかもしれません。

 先日、ある業界のコンサルの方のお話しを聞く機会があったのですが、その方は、社員教育の講師として話をする際に、いい社員になってくれとは言わない、いい社員を演じてくれ、と話すのだと聞き、なるほどな、と思いました。

 私は、研修の際に、意識を変えてもらおうと、高い目標を持て、意識を変えろ、行動、人格、運命まで変えろ、と言うような話をすることもあるのですが、そんなことを言われたところで、ついて来てくれる社員は少ない、むしろ余計なお世話だし、そこまで人生賭けてないし、と思われる方が普通かもしれません。そうだとすると、演じてくれ、という方が社員は自分を肯定しつつ行動を考えることになり、しっくりくるし、具体的なやりよう(演技、振る舞い)が見えてくるかもしれない、と思ったのです。社員は俳優、会社が舞台で、社長、幹部が監督、社内ルールがシナリオ、企業理念がエンディングでしょうか。

 また、後日、その方の現場社員への研修も見させてもらったのですが、具体的で共感を得られる目標を掲げ、そのために何が必要か、実践するどう変わるのか、具体例を盛り込みながら、話をされていました。きっと参加者は具体的なイメージを持ちながら自分のこととして受け止めることができたでしょう。テーマは違いますが、伝え方の工夫、技術といったものはとても参考になりました。

 機会があれば、これまでとは少し違った切り口で、アプローチしてみようと思います。

 




2015年10月 6日 Tetsuki Namba