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被災地を巡って

 東日本大震災から4ヶ月が経過しました。

 先週末、弁護士会の調査(まちづくりの視点で復興を考える)で、主として津波の被害を受けた地域を廻ってきたのですが、「壊滅」というのはこういう状況を指すのでしょう。ある港町で一部だけが残った防潮堤はまるで遺跡のようでした。

 いくら備えをしても、自然の脅威にはかなわない、技術で押さえ込めるなどと奢ってはいけないことを改めて思い知らされたように感じました。

 テレビや新聞でいろいろと被災地の状況は見聞きしていましたが、現地で実際に見る被災の状況は想像を超えていました。見ると聞くとは大違い、まさにそのとおりでした。

 被災地には法律相談等弁護士会として支援もしていますが、私は物見遊山になってしまうのではないか、無神経にシャッターを切ってしまうのではないか、実際に復興する段階での支援が重要ではないかと、手を上げるのに躊躇していました。

 しかし、現地の状況を知ることは重要で、それには現地を見てわかることも多い、となれば、ボランティアで多くの人が被災地を訪れることは一部批判もあるようですが意味があるのかな、と思うようになりました。

 現地の風景と潮の匂いと風の音がしばらくは頭から離れませんが、他人事、終わったこととして忘れないよう記憶にとどめておきたいと思います。



2011年7月11日 Tetsuki Namba