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北見道路

公共工事続きですが、今回は道路です。

 北見市で通称「北見道路」と呼ばれる自動車専用道路を作る計画があり、すでに建設が進んでいます。これは北海道横断自動車道として予定されていた路線の一部で、実際は高速道路なのですが、高速道路ではなく国道の改修工事という名目で(改修と言ってもバイパスを新設するもの)、計画が作られ、工事が進んでいるものです。何で高速道路ではなく、国道の改修工事なのか?高速道路はいつできるかわからないので、地元に早く高規格道路を作るため、要は予算をつけるために、九州の知事がその昔に編み出した手法らしい。そして、この工事は、今話題の、国の直轄事業です。地元が建設費用や維持費用の一部を負担金として支払わなければならないのですが、その負担金の詳細な内訳がなくて、適正な金額かもわからないまま、言われるがままにこれまで支払いがなされてきました。そのことに、知事さんたちが最近、表立って反発するようになり、民主党も直轄事業の見直しを掲げ、マスコミにも取り上げられるようになっていました。

 前置きが長くなりましたが、実は、この事業に対して、住民監査請求(負担金の支出は違法だから差し止めてくれ)という請求を、有志で8月に起こしていました。その目的は、無駄な公共工事で、建設地の豊かな自然や生態系を破壊することを止めるというものですが、手段がほかにないので、地方自治体の負担金の支出を切り口に監査請求をしたのです。

 その結果が今月はじめに出たのですが、予想どおり、「却下」でした。

 理由は、直轄事業については今年度の負担金額の通知を知事が認めず、再通知が予定されているが、まだ通知がなされておらず、また、政権交代の影響か、直轄事業負担金の存廃が政策課題になっており、今後どうなるかわからないので、差し止めをするほど、具体化していない、というものでした。

 昨年度まで負担金を支払ってきた事業について、今後、どうなるか本当にわからなくなったなどと言えるのか、もし言えるのであれば、計画の遂行自体どうなるかもわからない、止まるかもしれない、ということになるので喜ぶべきですが、そんなに簡単なことではない気がします。要は、監査委員が問題に対する判断を避けたに過ぎないのでしょう。

 では、どうするか?政治に期待はするけど、それにすべて任せるわけにもいかないので、われわれができることを淡々と進める、つまり、住民訴訟を提起することを検討しなければならないでしょう。期限は、却下から1ヶ月なので、来月頭には提訴することになります。さて、どうなりますやら。 



2009年10月14日 Tetsuki Namba | トラックバック(0)

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