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公共工事(ダム)

9月の政権交代で一気に方向転換したのが公共工事。群馬の八ッ場ダム、熊本の川辺川ダムは中止、沖縄の泡瀬干潟の埋め立ても止まりそうだ。民主党が公約として掲げていたのだから当然のことなのかもしれないが、急展開に驚いてしまった。どこかで、いくら反対をしても、反対が正しいものであっても止まらないものと思っていたのかもしれない。

 ともあれ、八ッ場と川辺の現地を見て、現地で活動している人から話を聞いていたので、あの人たちの想いが通じたことはうれしい。

 他方、八ッ場に関する報道が、地元を置き去りにして中止しようとしている、あるいは、あそこまで進んだものを止めるなんて逆に無駄だ、というトーンのものが多いように感じて気になる。地元を2分した長年の争い、もう戻れないくらいもともとの暮らしが壊されてしまった水没地域の集落、まだ本体着工もしておらず、周辺の整備すら終わっていないのに多額の工事費用をすでに使い、これからもどれだけかかるかもわからないといった背景事情など、少し調べればわかるはずなのに、どうして表面的なことしか取り上げないのだろうか。必要性も相当性もない無駄な公共工事を強引に進めようとした結果がこんなにひどいものなのだということこそ、世の中に知らしめるべきだろうに。メディアリテラシーの重要性を改めて感じる。

 その後、公共工事に関しては、各地で問題となっている事業の見直し要望が出され、民主党も見直し候補のリストアップを進めている。北海道でも、サンルダム、平取ダム、当別ダム、北見道路など、必要性に疑問があり、豊かな自然を破壊してしまう計画がいくつもある。これらはどうなるのだろうか。公共工事がすべて無駄あるいは止めるべきとは思わないが、現地や活動をしている方から話を聞く限り、これらの計画は止めなければならないように思う。

 シンポジウムでお世話になったまさのあつこさんには、談合の島北海道、周回遅れで脱ダムにもたどりつかない、と言われているが(週刊金曜日10/2号 脱!「脱脱ダム」)、この島にも政権交代の波が届くのだろうか。



2009年10月 6日 Tetsuki Namba | トラックバック(0)

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