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温暖化問題国際会議(G8、MEF)

今週、主要国首脳会議(G8サミット)そして、主要経済国フォーラム国際会議(MEF、G8+新興国等計17の国と地域で構成)首脳会合が開催され、温暖化対策についても討議がなされた。

 そして、G8では、2050年までに先進国全体で温室効果ガスを80%以上削減するという長期目標が合意された。削減の基準となる年を1990年とするか最近とするかはあいまいになっているが(日本は90年以降も排出量が増加しているので、最近の年を基準とすることを主張したのだろう。)、それでも80%という目標が明記されたことは素晴らしい。2020年までの中期目標を2005年比15%減としかできなかった日本が、どうやって80%減にもって行くのか、中期目標も見直さなければならないだろうし、よく同意したものだと思う。同意させられた、が正しいのかもしれない。

 さらに、G8では、産業化前からの平均気温上昇が2度を超えないようにすべきという目標を明確にしたが、この合意がもっとも意義のあるものだろう。IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の報告では、温暖化の重大な影響を避けるには上昇を2度以内に抑える必要があり、抑えるために必要な削減量を提言しているが、今回の合意はその科学的知見を世界的に受け入れるものとなる。そして、何より日本の場合、中期目標策定の際の議論からも明らかなように、目標を定めて、それを達成するための手法を検討する、という当たり前のアプローチを行わず、現状からすると頑張ってどれくらいだろうという積み上げをして考えた、数値を出しており、そのアプローチを変えざるを得なくなる(はず)というところが重要だろう。

 もっとも、新興国を加えたMEFでも、この目標は合意されているが、世界全体で半減させるという具体的な目標は受け入れられていない。

 今年は、12月にコペンハーゲンでCOP15(第15回条約締結国会議)が開催される予定で、今後は、さらに各国の動きが活発になっていくと思われるので、注目したい。

 できれば日本にも主要国全体で数値目標を設定することができるよう目立って欲しい・・・・



2009年7月11日 Tetsuki Namba | トラックバック(0)

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