北海道アウトドアガイド資格

 先月の新聞報道の中に、北海道が「北海道アウトドア資格制度」の抜本的見直しを発表したとあった。
 受験者が激減していることが原因らしい。その減少の理由は、資格を取得してもメリットが少ないからだとか。
 資格があってもなくても同じガイド業ができて、お客さんも資格のあるなしでガイドを選ぶのでなければ、資格取得する意欲がわかなくても当然だろう。
 結局、何を目的とした制度なのか、そのために有効な手法は何か、を立ち戻って考える必要があると思う。そもそもは事故を防止するという目的のために、ガイドの知識、技術の向上、意識を啓発する制度として設けられたのだったのではなかっただろうか。そして、事故防止のための知識、技術、意識となると、利益や楽しさとは違った視点が必要になるので、放っておいても自然に身につく、あるいは努力が期待できるというものではないだろう。とすると、明確なメリットというアメがないと続かない。アメがなくてもやる人はやるが、より多くの人がやらなければ目的は達成されない。
 資格制度は、商業的な意味があるだけだという批判もあるように聞くので、資格者を優遇することには批判がさらに出るかもしれないが、あくまで目的達成のための手法として優遇措置を設けることは許容範囲内のことだと思う。資格取得、維持のために何を課すのか、とのバランスだろう。
 メリットを感じて取得を目指す人が増え、資格者がメリットの加えプライドを持つようになり、それをお客も評価するようになるのが理想なので、制度が悪循環を断ち切り、いい循環を促す一歩になればよいと思う。


2009年6月30日 Tetsuki Namba | コメント(0) | トラックバック(0)

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