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地球温暖化対策

地球温暖化対策を巡る世界の動きが活発だ。EUの中では温暖化対策に消極的だったイギリスも昨年11月に積極的な対策を採るための気候変動法ができ、アメリカもオバマ政権になってスタンスが変わり、今年に入ってイギリスと同じく積極的な政策を包括的に盛り込んだ法案が審議されている。日本でも、中長期排出削減のための法案が提出され、民主党が対案を提示するなどしていると知り、ひょっとして、意外にがんばっているのか、と期待して注目してみた。しかし、積極的な対策を推進する、というには物足りないもののようだ。ETC割引などが政策として実施されるくらいだから、期待するのが間違っているのかもしれない。世界の中で、イギリス、アメリカがアクセルを踏みスピードを上げ、ついに日本だけが周回遅れのまま取り残され、それでもまだちんたら走っているようだ。

 2020年までのCO2削減中期目標策定のためのパブリックコメントも実施されているが、経団連はもっとも緩い規制案(90年比+4%)を支持することを表明し、パブリックコメントにもそのような意見が大量に送られているとか。

 ?2007年の条約締結国会議(cop13)では、2050年までに世界全体で現状の排出量を半減させるには、先進国全体で2020年までに90年比?25?40%が必要と確認された。

 ?EUでは全体で2020年前に90年比?30%、2050年までに?60?80%という目標を設定している。

 ?日本は2007年時点で90年比+9%と排出量が増加傾向にあって、京都会議で約束した2012年までの90年比?6%が達成できそうにない。

 この状況で、2013年以降も緩い目標しか掲げない、というのはいかがなものだろう?

 パブコメには動員がかかっているのかもしれない。それに応じる人たちは、今の生活が精一杯で、明日の環境のことなど考えられないのかもしれない。

 でも、そのツケはいずれ払わなければならないし、それは次の世代の人たちだ。

 グリーンニューディールなどとも言われているが、先進国が積極的に政策として温暖化対策を採ろうとしているということは、環境対策と経済対策が対立しない方策もあるのではないだろうか。

 97年の京都会議からもう12年が経過していて環境問題、エコという言葉もすっかり定着している。考える時間も機会も十分あった。それぞれが考え、コンセンサスができて、というにはまだ時間が必要なのだろうか、その前にそんな余裕がまだあるのだろうか。



2009年5月17日 Tetsuki Namba | トラックバック(0)

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